前記事で解説させていただいたように、糖質制限の観点から、大体の「アリ・ナシ」は理解いただけたでしょうか?
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糖質オン糖質は最優先回避必須食品
私も関西人であるがゆえに「炭水化物 オン 炭水化物」なる食事をこれまでガンガン食べてきました。
そう、お好み焼きと白米、焼きそばとたこ焼き、ラーメンと白米などがそれにあたりますね。
そういった主食+主食のような組み合わせは、みなさん気づきやすいと思うのですが、意外なところで「糖質 オン 糖質」の組み合わせがありますので、まとめてみました。
ショートケーキ一個あたりの糖質量 : 51.1g
メロンパン一個あたりの糖質量 : 84.4g
といった恐ろしい数値になってしまうわけです。
糖質摂取量の目安が、スーパー糖質制限ですと30g~60gですので、一気にオーバーする勢いですね。
逆に同じく高カロリーなデザートであるシュークリームで考えてみると、小麦粉が使われているのは皮のわずかな部分のみ。砂糖も入っていることは入っているのですが、カスタードクリームや生クリームそのものの甘さも手伝って、実はそこまで砂糖が入っていない事もあります。もちろん糖質が少ないというわけではありませんが、まだシュークリームの方がマシという事です。大体30g以内くらいですね。
しかも、メロンパンなどの菓子パンにいたっては、一食で二個・三個と食べてしまう人もいますよね(管理人の事だと思ったそこのアナタ!…正解!)。これでは糖質制限ダイエットどころの話ではありません。絶対に避けたいですね。
これも実は、かなりの糖質を含んでいます。たとえば、カレーライスですと、大体一食あたり白米が200g~250g。その時点で糖質は70g以上になります。さらに、市販のカレールウには小麦粉が大量に使われています。合計すると一食で100g程度の糖質ですね。
さらに日本には、素晴らしい事に「コロッケカレー」なるものが存在します。はい、じゃがいもです。こうなってくるともう「糖質 オン 糖質 オン 糖質」のオールスターファン感謝祭です。なかなか強力ですから絶対避けたいところです。
(インドカレーなど、サラっとしたカレーには意外と小麦粉などがあまり使われいないので、少量でしたらオススメです)
次に丼もの。
白米の量はこちらも250g程度ですが、のせる具によって糖質がまた追加されます。
牛丼にも砂糖はもちろん含まれていますし、カツ丼ともなると衣が小麦粉、味付けには砂糖という事で、なかなかの豪華メンツ勢揃いですね。こちらも一発で60gをオーバーする可能性大です。
飲料で糖質を摂るのは一番の屈辱
意外と見落としがちなのが、飲み物の糖質。結構糖質があるので、栄養成分表示を良く見ることを習慣づけましょう。
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みなさん、運動の後に飲むとしたら何を飲みますか?
肥満を気にする人ならコーラやファンタはちょっとさすがに控えるでしょうが、スポーツドリンクやフルーツジュース、野菜ジュースと答える方が結構いるんじゃないでしょうか。
では、栄養成分表示にある糖質量(炭水化物量)をちょっと見てみてください。
商品名 | 100mlあたりの含有量 |
---|---|
ポカリスエット | 炭水化物:6.2g |
小岩井純水りんご | 炭水化物:12g |
カゴメ 野菜生活100オリジナル | 糖質:7.8g |
つまり、がぶ飲みしてしまった場合の糖質はざっとこの5倍です…それぞれ、31g、60g、39g…。
ダイエットに適したスーパー糖質制限で目安となる「一日60g」の糖質から見て、ジュース一本でこれはあまりにも大きい打撃です。一発で致命傷です(笑)。
ちなみに、コカコーラの糖質は100mlあたり11.3g。でも、そんなに害がないと思われているスポーツドリンクですらコーラの半分くらい糖質が入っているんです。
運動後など、1リットルのスポーツドリンクを飲む方もいるかもしれませんが、考えただけで恐ろしいですね。
また、コーヒー飲料や紅茶飲料のほとんどは「ブラック」や「無糖」などと記載がない限りは、かなり糖質を含んでいます。
飲料ですと、食べ物と違って満腹感もほとんどありませんし、のどの渇きにまかせて一気にグビグビっと行ってしまいますよね。
水分に溶け込んだ糖質は、体にも吸収されやすく、血糖値の急上昇を招きます。これはインスリンの分泌を一気にうながしてしまうので、肥満の原因になりやす事に他なりません。
せっかく糖質制限をしていても、知らず知らずのうちに飲料から糖質を摂取してしまう、という事があったら、かなり切ないですよね。
基本的に、飲料でカロリーや糖質を摂取するのは避け、お茶や水、そして「無糖」表記のものをメインに選ぶようにしましょう。
・最高ランクの注意食品は、菓子パン、丼ものなどの組み合わせ!
・一食あたりの糖質量が、一日の目安をオーバーする!
・飲み物の糖質量はあなどるなかれ!
・糖質を含む飲み物は量を多く摂取する可能性をお忘れなく









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